ブログ

ガラスかステンレスか

現在販売されている口腔内撮影用ミラーは、大きく分けて「ガラスミラー」か「ステンレスミラー」の2種類にわかれます。
今回はこのふたつの違いについてご紹介します。

ガラスミラー

ガラス製ミラーはガラス面に金属等を塗布することで鏡面が作られます。

一般的に、ミラーの製造にはガラスが使われることが多いため、コーティングに様々な金属材料やメッキ技術が研究されており、 特に口腔内撮影用ミラーでは「チタン」や「タンタル」、「ロジウム」等の金属材料が選ばれています。
ウルトラブライトデンタルミラーは、「ウルトラブライトコーティング」という、独自開発のコーティングを使っています。

ガラスは強い衝撃を与えると割れますが、変形せず映像が歪まないため、被写体を正確に映したいときにはガラスミラーをオススメします。

ステンレスミラー

ステンレスミラーは、表面を研磨することでミラー面が作られる鏡面研磨されたミラーと、鏡面研磨した表面にロジウムコーティングを行ったミラーがあります。
もともと鏡面研磨は反射率が低かったのですが、コーティングを施すことで鏡面磨きのデメリットを克服しています。

メリットとしては、ステンレスは絶対割れないですし、加工性にも優れているため、本体を薄くしたり、特殊な形状に加工したりすることができます。
その反面、衝撃や高温を加えるとミラーが変形し、映像がゆがんでしまうという面もあり、ステンレスであっても洗浄や保管に配慮しないと傷はついてしまいます。

どちらが良いか


ガラスとステンレス、どちらも一長一短がありますのでどちらが良いかとは一概には言えませんが、ゆがみのない正確な口腔内撮影をしていただきたい、という考えからガラスミラーを採用しています。

関連記事

最近のコメント

    アーカイブ

    カテゴリー

    SUB MENU









    ページ上部へ戻る